『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』を読んだ

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感想

他人を説得する技法の本かと思いきや自分がより良い選択をするための本だった。

新型コロナワクチンをうちたい人とうちたくない人がいるのでそういう場合で考えるとどうなんだろう?と思いながら読んだらなかなか面白かったです。

内容

  • 自分の考えと合致しないデータは軽視される
  • 反証を考えてより頑なになる
  • 自分の考えに合致するデータは受け入れやすい
  • 頭のいい人の方がデータの解釈を歪めやすい
  • 共通の動機を見出すと異なる意見でも受け入れやすくなる
  • 感情は伝染する
  • 人は悪いことよりも良いことを予測したときのほうが行動を起こしやすい
  • 不確かな未来に行動は起こしにくい
  • コントロールしている自分を認識するとアガる(主体性の話)
  • 人は良い情報を求め、悪い情報を避ける。しかし、目をそらせば結局もっと不安になる
  • 不安、恐怖を感じると人はリスクをとらなくなる
  • 意識的に状況をとらえなおすこともできる(ピンチはチャンス!)
  • 誰かの「選ぶ」行為を見るだけでその選択肢は価値を増すように感じられ、別の人にも選ばれることが多くなる。しかし他人の選択は自分の状況とは異なるので追従する場合は慎重にならないといけない
  • ひとつの異なる判断だけで他の判断の価値は大幅に下がる
  • 各自の支持をオープンにした状態での多数決は精度が低い。各自の判断に他者の判断が影響しているから。多数決には独立性が大事
  • その問題に長けている人の意見を重視したほうがいい

どう活かすか

感情は伝染するので、いつも機嫌良くいたい。

口コミをあまり参考にしない。(むずかしそー!)

困難にぶちあたると不安からリスクを取らなくなり"想定通りの惜しい失敗"をする自分を容易に想像できたので、困難を突破するにはリスクをとることを意識する。(もっとむずかしそー!)

『予想通り不合理』が面白かった人にはおすすめの本です。