僕はなぜ楽天的になったのか

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僕はいま無職だけどハッピーだし、この先すごい不安かっていわれたらそんなでもない。僕にはまぶしすぎる大企業に務める友達が、更に結婚して共働きなのに将来不安とかいっててなんだそりゃと思ったりしてどこらへんが違うのかとちょっと考えてみた。

 

・ホームレスについて調べた

大学生のときに坂口恭平の『東京0円ハウス』を読んだ。 

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫)

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫)

 

隅田川沿いに住む人など所謂ホームレスについて参与調査した感じの本なんだけど、ホームレスのイメージを覆されるように楽しそうに生きててこういう生活だったらそれはそれでありだなと思った。それからもホームレス関係のことについてはちょくちょく調べた。多摩川沿いの”多摩川文明”にもいつか訪れてみたいと思ってる。 バイクでツーリングしたときも12月に外のベンチで寝てみたりしてなんとなく実感したというのも大きいかもしれない。あれは寒かった。もちろんイベント的企画と生活ではまた違うとは思うけどね。ちなみに僕は坂口恭平好きです。

 

・生活レベルをさげた

ミニマリスト流行ってるけど、僕もそっちの方向を志向してはいる。全然持ち物多いけどね。だけど、シェアハウスに住んで大きな荷物を持ってないので、なにかチャンスがあればすぐに飛びつけるという状態にある。そんな状態にあるというのはなかなか気分が軽い。引っ越しすることになってもたぶん段ボール2箱くらいで済む。

いま2段ベッドを2つ設置した部屋で寝ていて、もちろん家賃は安い。そして、生活レベルも低いと思う。良い悪いあるけど、工夫で悪いところをケアしていけばそこまで不満を感じず生活していこうだなと実感できてる。生活にかかるコストがこれだけとわかると稼がないといけないお金もこれだけなんだからなんとかなるかなという気分になる。

シェアハウスといえば、だいたいリビングとかキッチンにいれば誰かしらが来てちょっと会話できたりするのもいい。1人でいると塞ぎこんで悪いことばかり考えることも多いので特に陽気な外人と話してるとちょっと気分が晴れる。幸せの閾値を結果的に下げたということになるのかもしれない。想像上では僕には無理だなーってものもやってみたら全然許容できることもあるからそういうところは許容していっていけばいいし、どうしても無理だなっていうのはそれはそれで自分のことがよりわかったってことでよかったと思う。それでちょうどいい暮らしってのは実際そんなにあんまコストかからないんじゃないかな。

だいたいみんなの固定費の中で一番高いのは家賃だと思うのだけど、これからの日本は人口が減少していっていくのにばかすか家を建ててるので地方を中心に空き家が問題になってる。だから、そういうのをゴミのような値段で買って自分で直せれば家賃がほぼただみたいになるじゃないかというので床張りワークショップとかにも参加したのもいい経験だった。

 

ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方

ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方

 

 この著者の伊藤洋志さんのナリワイのひとつである床張りワークショップに参加した。福岡まで飛行機にのって金を払って床を張ったのはとても楽しい思い出。福岡もう一回行きたい。

 

・旅行をした

前述の二段ベッドで他人と共同生活もいきなりはハードルが高かった。その前にアメリカで1ヶ月くらい旅行をしていたときにほぼ毎日ドミトリーで他の旅行者と同じ部屋で寝泊まりしていた経験があったから、それに対するストレスも得られるメリットもなんとなく想像できていた。だから、結果的にいい経験になったなと思う。また、タイに旅行にいったときは同じようなドミトリーの宿代が1泊300円くらいだった。激安。そうなるとこういうドミトリー生活を受け入れられるようになれば幸せに生きて行くためのコストは大幅に削減できるなーと思えたのでタイで安宿に泊まった経験もよかったなと思う。まぁあそこはあんまり清潔じゃなかったからずっとは泊まりたくないけども。

また、ポートランドにいったときにみんなDIYでやって自分たちの生活を自分たちの手の届く範囲に取り戻してやっていこうぜみたいな雰囲気があって、屋台やりはじめたり雑貨つくって売ったりそういうのが身近だったから、日本でにっちもさっちもいかなくなったらポートランドで牛丼屋をやりたい。そこで留学中の同じ日本人にあって暮らしやこれからのことの話をきいてたらなんか道はたくさんあるなと思った。

 

・新米猟師のところに数日泊まらせてもらった

海外だけでなくて国内も北海道以外にはいった。その中で猟師のところに数日泊まらせてもらったことがある。海の漁師ではなくて、山の猟師です。ここ↓

jibier-hongu.tumblr.com

そこで数日間食べ物と宿を提供してもらう代わりに、空き家の床を張るのを手伝いました。その中で猟師業界の話しやその生活を聞いた中で田舎暮らしのイメージを掴んで、どうしようもなくなったら和歌山いけばいいかなという気持ちにもなった。だって、そこでの一軒家の1年間での家賃が当時僕が住んでた東京のアパートの1ヶ月の家賃より安かったからね。びっくりだよ。食費も自分たちで米とか野菜とかつくったし肉も狩猟で手に入れるし獣害から守ってもらっている農家さんも食べ物くれるし全然お金かからないと言っていた。じゃあなにに一番かかってるか聞いたら通信費だってさ。5万円を1ヶ月ひ稼げれば貯金できるというのを話しとしては知ってたけどその生活を体験してみたら、え、この生活するのにこれだけしかお金がかからないの?という感じだった。それくらいなら実際に猟師になれなくてもクラウドソーシングでもなんとかなるような気がする。

 

クラウドソーシングでビジネスはこう変わる

クラウドソーシングでビジネスはこう変わる

 

 現状のクラウドソーシングがどんな感じなのかクラウドソーシングサイト”クラウドワークス”の社長が書いた本で面白かった。ちきりんとかがよく言ってる『クラウドワーキングの衝撃』は学術っぽい感じなので↑の方がストーリー的に読みやすい。

 

フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方

フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方

 

 田舎暮らしみたいな話しは詳しくは上の本を読めばわかる。この滞在のときに著者のphaさんに会って話して一緒に温泉入って晩御飯食べられたのはとても嬉しかった。

 

 

ぼくは猟師になった (新潮文庫)

ぼくは猟師になった (新潮文庫)

 

 猟師については↑の本も読んだ。実際に鹿や猪を殺すことができるかどうかというところがネックになると思う。どんだけ覚悟をしても罠にかかった獲物を前にどうなるのかというのは想像できない。

 

・規則正しい生活と運動と食生活してる

無職のくせにちゃんとしてる。友達とこの前カフェでパンケーキを食べながら話してたのだけど、無職っぽくないよねと言われた。俺はちゃんとしてる。夜は寝ているし朝に起きてる。12時前に寝て7時過ぎにだいたい起きてる。 朝日を浴びるのはとても大事だ。幸せのセロトニンを出していけば人生なんとかなるのではないか。

ご飯はだいたい自炊してる。朝ごはんを食べて、お昼用にサンドイッチをつくって出かける。帰ってから晩ご飯を食べる。ひとり暮らし用の冷蔵庫を4人でシェアしてるから全然入れられないので毎日同じもの食べてる。ご飯と味噌汁と豆腐と納豆とミニトマトと卵とバナナ。あとはスーパーいった日であればなにか惣菜。これがバランスの良い食事かはわからないけど卵とバナナにはすごい信頼を置いてる。

そして、運動は筋トレしてる。あと都市型生活は結構歩く。田舎生活者は車ばかり乗ってしまうので歩かない。週に1回くらいジムにいって筋トレしてからアニメ見ながら有酸素運動してる。そして、日本国において唯一合法なドラッグであるプロテインを飲む。例えこれからの就職活動で面接官が高圧的な態度をとってきても最終的に筋力でねじ伏せることができれば精神的優位には立てるし、単純に運動した後はドーパミンとかでてンギモッヂイイってね。

 

・彼女と別れた

あれ、なんか悲しくなってきたな。今後のことを話し合った結果、方向性の違いにより別れた。扶養者がいないのでこれまで話したようななんらかな方法で自分1人サバイブしていけばいいやっていう状況になれた。自分ならある程度コントロールできるけど扶養者がいるとなかなかハードルあがっちゃうよね。他人を扶養するというのはちゃんと相互理解がないと世間一般でいう幻想の幸せを追い求めてしまいがちになってしまうからとてもつらくなると思う。僕にとって35年ローンは幸せではない。お互い許容できるのがどこまででどれが必須で今後どういう方向にいきたいのかっていうのが理解できてないとなかなか難しいのではないかと思っていて、だから僕はなんか結婚できなさそうだなと思う。オルタナティブな彼女ができて、現代の過剰な役割を求められる結婚とは別の結婚を再定義できたら結婚できるかもしれないな。

 

 いま読み途中ですけど、家族に関する記述が特に面白かった。

 

・将来なんてわからないと諦めた

だいたい5年10年くらいのことしか考えてない。過去のことを後悔しても未来のことを不安がってもしょうがないってよく言うけどそんな感じですよ。いろいろ変わりすぎるのでもう諦めた。なんで諦められたかと言われたら謎。とりあえず、歯の矯正をしたいから就職しようというくらいしか考えてない。1年半くらい働いこうとは思ってるけどそれからはそのときまた考える。もちろんそのときになにかが手遅れになってるかもしれないのだけど、いまは縛りプレイが人をクリエイティブにするみたいなキモいことを思ってる。なにかが制限されてるからこそ面白い。逆になんでもできると困る。自由からの逃走。ゲームマーケットでのboketeも言葉の制限があるからこそ面白いことが言える。ゲーム実況プレイをニコニコ動画でみても縛りプレイをしてるから面白いのがたくさんある。個人的に縛りすぎで笑ったのは↓これ。

【実況】画面を見ず、音も聞かずにポケモンをプレイ Part0 ‐ ニコニコ動画:GINZA

そう考えると厳しい戒律を守ってる人やヴィーガンの人とかは意外とハッピーなのかも?って思う。年齢いきすぎでもう転職できないとかになったらその縛りの中でどう考えるかがクリエイティブみたいなね。そう考えると人生の楽しさ無限大だなーって思うけどなんか自己啓発っぽくてキモいね。

 

 縛りプレイが逆に良いみたいなことはこれでも言ってた。人生をドラクエで例えて攻略していく自己啓発書。タイトルがポップなので買って読んだ。人生はバトルを戦っても途中で逃げても経験値は手に入る。バトルにならないでいることがイル。自重はダークサイド。

・まとめ

つらつらと考えてみたけど、これくらいかなーと思います。またなんか思い出したら追記します。前職についていたときの僕もそうだったのだけど、結局は会社と自分だけでは世界が狭すぎるというところに落ち着くような気がします。思ってたよりも人生ゲームは自由度が高いゲームなのでツンダツンダ言ってないで楽しんでいけたらいいですね。なにかの助けになれば嬉しいです。タイトルでは僕は楽観主義者といったけど、実際のところは悲観さが多少マイルドになったくらいですけどね。でも、それで十分かと思っています。