『TOCHKA』を観た

広告

ネタバレを含みます。

 

芸術に触れようかと思い国立国際美術館のHPを覗いたところ、中之島映像劇場という企画で上映会が催されていたので参加しました。

定期的に実施されているようで、今回は『第20中之島映像劇場「松村浩行レトロスペクティブ」』ということでした。

その中で『TOCHKA』という映画を観ました。

TOCHKA - 作品情報・映画レビュー -KINENOTE(キネノート)

 

まとまりなく感想を述べようと思います。

 

まず久しぶりに公共の場で映画を観たのででかい音って単純にいいなと思いました。

美術館地下の講堂なので本当の映画館の設備には劣るのかもしれないですが十分楽しめた。

目が悪いのでなかなか観るのが難儀した。この眼なんとかしたい。

映像といえば最近はYoutubeばかりなので自分で早送りや巻き戻しや再生速度を2倍にするなどできないことがもどかしく感じた。余韻や間などに慣れがなくなっている自分を発見した。

なかなか設定や背景が確定しない中で話が進んでいくのはサスペンス感があり緊迫した雰囲気があってよかった。中盤の男の父の死についての独白はとても感情を揺さぶられた。

女がトーチカに走り戻るが途中で踵を返すシーンがあった。男を視認し安心して帰ったのかと僕は解釈したが、寄稿文では手遅れだったと気づいて帰ったことになっていた。焼身自殺中であれば遠方からでも煙が見えると思うので、その時系列は違うのではないかなーと思っている。

死ぬ理由についてはわからなかったけど、死ぬのはよくないよ。

配布されたパンフレットが豪華だった。

人に勧めるかと言われるとたぶん勧めないのだけど、暗い良い映画だった。