高城剛トークライブ「旅は、人を幸せにするか？」を聴いてきた＠渋谷公会堂

なんかいろいろやってる胡散臭い高城剛って人がいるのだけど、僕は彼のことがけっこう好きだ。ある日、今度トークライブやるよってメールがきたから参加してきた。高城剛はメルマガをやっていてそこで読者からのQAに答えるコーナーがある。それを編集したものをKindle本として出版している。それがなかなか面白く売れているらしい。本といってもQAをまとめたものなので半分は読者の質問から成り立っている。だから感謝を表してなにかしたいということで今回のトークライブは開催されたとのことだった。

幸せについてめっちゃ研究してる人がいて、その人によると幸せになるには経験が大事なんだって。だから、いろんなことが経験できる旅にでるのがいいよ。脳が幸せを感じるにはセロトニンを分泌すのがいいのだけど、身体を温めるとセロトニン出やすいので南国にいくのがいいよ。太ももをうごかすとセロトニンがでるから旅行にでるといいよ。そんな感じの結構雑な論理展開でそれからおすすめの南の島を順番に言っていってた。どこが上げられてたかはめんどいので割愛します。7月に南の島ヨーロッパ編って感じの本を出版するらしいのでそのうち読めると思います。

講演の内容は上の通りでそこまで面白いものじゃなかったのだけど、端々に印象に残ったことがあったのでそれを羅列していきます。

・今はマンハッタンより隣のブルックリンの方が熱い。2008年のリーマンショックから現状を疑問視する人が増えてきて隣り町のブルックリンに移る人が増えた。

・元々ブルックリンは独立した市だったけどニューヨークに併合された。現在ブルックリンとしてのアイデンティティを強調してる。これはスペインのカタルーニャとかもそうだし世界的にローカルが見直されている。

・スターバックスは進出しすぎててローカルとは正反対のものとなっているのでステルススターバックスというスターバックスっぽくない店を出してる。客にここはスターバックスだとバレるとスターバックスの看板を小さく出すらしい。

・レストランやカフェなど料理をサーブする人が異なれば得意料理ももちろん異なるわけなのでメニューは毎日手書きで変わる。

・バリ島はバリ・ヒンドゥー教が広まってるのだけど、それによると交差点は悪魔がでるので交差点がなくT字路となっており観光客が増えてきてるので渋滞すごい。

・これからは大移動時代

・幸せの研究してる人に言わせると年収250万から500万に増えても幸せは9%しか増えないし、750万以上になるとほぼ横ばい。

・断捨離とか流行ってるけど持っていけるものだけは買う。

・地球は温暖化してるから南国はこれからの未来がある。

・観光に力を入れてるところはいまはなにもない南の島に5年でホテルを100件建てると国は宣言している。これから大移動時代だし開発も進むし行くなら早くしたほうがいいし変化し続けている。

・入場制限をして入場料を高くしていくのが自然保護のトレンド

・金持ちが求めるのは人がいないこと

・人生は経験の連続

以上です。

旅は人を幸せにするかというテーマなのだけど幸せになるというのがほぼ前提ですぐ個別の島の紹介になっていったのでもう少しその前提条件詳しくやって欲しかった。前半の話は面白かった。移動距離の意味とか圏外の話とかあえてしなかったのはもうそれは高城剛ファンにとっては自明のことだったからなのだろうか。幸せ研究の人のは自分でもう少し参照元探ってみようと思う。↓の本っぽいので読んでみる。